[和歌(原文)]
たまきはる 宇智の大野に 馬並めて 朝踏ますらむ その草深野
[現代語訳]
玉のような美しい光を放つ宇智の大野原に、馬を並べて朝の踏み分けをするのだろうか、その草深い野原を。
[解説文]
この歌は、中皇命(なかつすめらみこと)が詠んだとされています。宇智は現在の奈良県五條市付近で、大和朝廷の有力豪族、葛城氏の本拠地でした。 中皇命は、その宇智の地で、草深い野原を馬で踏み分けて進む情景を詠んでいます。 雄大な自然の中で、馬を走らせる爽快感や、朝日の光に輝く草木の美しさが伝わってきます。