国生寺から安生寺へと改名のエピソード。 そこには聖武天皇の誕生が大きくかかわっていました。 聖武天皇勅願寺。 子授け・安産・高齢出産に、霊験あらたかなお寺です。 ●●●●●● 子持ち石 ●●●●●● 当寺は、各地で安産の石とされている“子持ち石”とも深い縁があります。 寺の東を流れる宇智川には金剛山地から流れに乗って運ばれてきた子持ち石が多くみられます。 この子持ち石は学術的には和泉層群という地層を構成し、中生代白亜紀の終わりごろに、川で運ばれた大量の玉石・砂利・砂が陸に近い海底に堆積し、8000万年の年月を経て固結し岩石となったもので、専門的には礫岩と呼びます。 和泉層群の礫岩は、赤、緑、白など彩り豊かな玉石がぎっしり詰まっているのが特徴で、珍しく、かつ大変にうつくしいものです。 安産の石、子持ち石と、安産のお寺、安生寺。 ただならぬご縁を感じぬにはおられません。 子持ち石スポット ―――藤岡家住宅――― NPO法人うちのの館 登録有形文化財「 藤岡家住宅 」